さえないおっさん、今度はグループツーリングで草津温泉と渋峠へ。我がトリシティ300はみんなに離されてしまう

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草津温泉旅館一井さんのデッキから撮りました

 みなさんこんにちは、オケラです。洗い屋という工務店さん向けの掃除屋をしています。今回はおっさん4人で我らが天地の南河内方面から草津温泉をメインの目的地にして、グループツーリングに行って参りました。バイクは本当に楽しいですね、無理して買って良かったと改めて思いました。

 朝、心の友TKのマンションに集合です。このマンションは1階部分が広々とした駐車場スペースとなっているのですが、ここ数年、居住者が減るいっぽうなものですから、心置きなく快適に集合場所として使うことができます。きっと一番乗りだろうなあと思いながら待ち合わせ時間の30分も前に到着したのですが、我らがリーダーH社長も今回のツーリングでご一緒するのが2度目のKTB社長も既に到着されていました。おっさんは朝が早いですからね。KTB社長のバイクはハーレーダビッドソンですわ。渋い!かっこいいなあ。KTB社長も渋くてかっこいいおっさんで、きっとモテモテの人生を送ってきたんだろうなあと感じさせるのに十分な落ち着きと色艶をまとっております。うらやましいですね。ほんとにハーレーが良くお似合いです。

  みんな支度も整ったので、いよいよ出発です。僕も心配性なのですがKTB社長もそうらしく、1Lのガソリン携行缶を準備しておられました。備えあればうれいなし!セルフスタンドでもお願いすれば、店員さんが入れてくれました。住所と名前は記入しなければだめなんだそうな。いつもH社長がツーリングのルートを決めてくれるのですが、今回はビーナスライン・霧ヶ峰高原・草津温泉で宿泊・渋峠となります。僕だけ一泊して皆とはお別れなのですが、他の皆さんは黒部ダムを観光してからもう一泊してゆっくり寄り道しながら帰ります。今日は渋滞もなく快適そのもの。春は天気も気温もツーリングにはもってこいの季節ですね、ご機嫌でした。途中、駒ケ岳のSAで休憩を取りました、世間知らずな僕でも聞いたことのある超メジャーな山の名前ですよね。今まで見たことのない美しい山並みの風景に、同じ日本なのに知らない所だらけなんだなと改めて知りました。

写真は難しいですね、とても立派な山並みでした

 ところで他のみんな1000㏄を超える大型バイクなものですから、でっかいずうたいにしては、ややパワー不足のトリシティちゃんでは長い上り坂などでは、やはり離されてしまうことがあります。前回、このメンバーで天橋立日帰りツーリングを行った時なのですが、H社長が「オケラさん、ちょっとごめんな」とバキューンと加速すると心の友TKも「おっ、いいねえ」ズキューンと僕を引き離し、おっとりしたKTB社長までも「じゃぁ、おれも」とドロドロドロドロと低音を響かせながらあっという間に見えなくなってしまったことがありました、たまには思い切りスロットルを回したくなるんだそうな。いいなあ、僕も頑張って大型免許を取ってかっこいいナイケンを買おうかしらんと妄想しましたが、お金もぜんぜんありませんしあきらめました。冷静に考えて、トリシティ300ほど今の僕にふさわしいバイクはこの世に存在しないでしょう。なんで僕にぴったりなのかは「さえないおっさんのくせに、トリシティ300を予約してきました」や「さえないおっさん勝手にトリシティ300の魅力を語る」などで書いているのですが、猛烈な加速力の違いを見てしまうと、一瞬ですが我を忘れてしまいますね。パワー不足なのがちょうどいいんですよ、まったりした加速なのがいいんですよ。やっかみではありませんよ!

ここで乗馬するつもりでしたが、まだ放牧の時期には早かったようです

 初めて走るビーナスラインの美しさは言葉では表現しようのないものでした、まだ行ったことのない方は是非計画に入れてみてください。標高が高い為なのか木は生えておらず、広大でなだらかな高原を笹系の植物が一面に覆っているのでした。今は枯れた色なので愛想がないけれど、夏に行けば青々としていてもっときれいなんだけどなと心の友TKが解説してくれました。雪もあちらこちらに残っていて冷涼な乾いた風が本当に気持ちがいいんですよ。大昔、エアコンに霧ヶ峰と命名した家電メーカーのセンスの良さは天晴れですね。ここで少し遅い目の昼食にしました、僕は山菜うどん。ソフトクリームを食べてから今日の宿泊地、草津温泉に出発です。

ほんとにいい雰囲気です

 初めての草津温泉に大興奮しました、中心部に温泉が大規模に湧出しているところを取り囲むようにしてこの街は出来ているようです。今夜のお宿は湯畑に近接した「一井」さん。バイクの駐輪時からスタッフの方の笑顔と対応の手際の良さに、好感を持ちました。しかもうれしいことに大きな和室が空いていたからとのことで、大きなお部屋に替えてくだっさったのでした。もともとおっさん4人で12畳だったのが24畳となりました。広々してみんなご機嫌です。露店風呂も気持ちよく、どっぷり長々とつかることができました。食事も地域の食材を使うことにずいぶんと力をいれているようです。地産地消は大事なことですよね。細かな仕切りの入った幕の内に一口サイズの料理がとてもたくさん並んでおりました、とても美味しく満足です。かわいらしい女性スタッフも好き嫌いなども尋ねてくださり、心の友TKはシイタケを抜いてもらっていました。ほんとにいい宿です、また宿泊したいと思いました。

失敗して小さくなりました

  翌朝、みんなは早起きして朝風呂につかってきたようです。僕は虚弱体質なものですから、昨日の長旅に疲れ果ててしまい、ぎりぎりまで眠っておりました。H社長はお行儀のいい人で、座敷周りのゴミや空き缶をきれいに並べ、みんなの分まで布団や浴衣もきちんと見栄えがするように整えてくれていました。この人は相当育ちがいいのでしょう、見習わなくてはいけないですね。ほんとにいい気持ちで過ごさせてもらった「一井」さんを後にし、午前の目的地の渋峠を目指して出発しました。途中の峠道の光景は針葉樹林の中を雪解け水が静かに流れて沢のようになり、まるでオープンワールドの洋ゲー(アランウェイクやデイズゴーンのイメージ)に出てくるような北米の森林地帯のような光景です。また、硫化水素の影響なのか、全く草木の生えていないおそろしく殺風景なところが一面に広がっています。そのあたりは駐停車禁止の看板がたくさん設置されていました、場所によっては中毒死してしまうのでしょうか。そういえば小学生の頃に愛読していた「闘えラーメンマン」にそのような場面があったような?このような難所に道路を通した工事関係者の皆さんはすごいなと思いました。50年近く日本に住んでいても、近畿圏内からほとんど出たことがありませんので、初めてみる景色にびっくりすることだらけです。雪の壁を通り抜け、ほどなくして国道最高標高地点の渋峠に到着しました。

大はしゃぎのオケラさん

 気温は100Mごとに0.6度C下がると学校で習ったように思います。下界と比べて12度も低いわけですよね。メーターパネルの気温は7度前後で軽装備の僕には極寒でした。H社長がツーリング前に「上は相当寒いで、冬とおんなじやで。準備しときいや」と何回も言ってくれていましたが、油断していました。でも、そこは僕のトリシティ300の強みと言って大丈夫でしょう。トリシティ300の大顔面のおかげで直接の風はヘルメットにしか当たりませんし、ナックルガードとグリップヒーターがいい仕事をしてくれます。渋峠の開通に合わせて来たのですが、朝が早かったからなのか、僕たち以外に車2台ぐらいしか止まっていませんでした。

 残念ながら今日の天気は雨予報です、黒部ダムに向けて雨雲が近づく前にさっさと出発することにしました。みんなとは長野自動車道でお別れです、別れを言ってからしばらくしてB-COMのペアリングが切れました。少しの寂しさを感じながらの、長い長い帰り道。ですがラッキーなことに、ほとんど雨に打たれることなく帰ることができました。僕はゴルフの時でもかなりの高確率で雨雲を呼び寄せるので、土砂降り上等だぞ!かかってこい!てなもんで、平気とまでは言いませんが、まあ平気です。でも大気が相当不安定なのでしょう、雨が降らない分、風がとてもきつかったのですが、トリシティ300はしっかりと踏ん張ってくれていて、急な横風の恐怖から、しっかり僕を守ってくれたのでした。前2輪は伊達じゃないですね。

 バイクは本当に楽しいですね、高かったけれど無理して買ってほんとに良かったと思います。僕は今、ツーリング動画をユーチューブ投稿しようかと思案中です。また新しい楽しみが一つ湧いてきました。バイクは僕に色んなアイデアやチャレンジ精神を刺激してくれる、とてもいい相棒です。ではでは

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